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HONDA F1・ついに優勝

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HONDA RA271 F1 : 株式会社本田技術研究所製作 :1964年
日本初のF-1マシン :1500CC V-12 :220PS/12,000rpm

空気が果てしなく透明で少し肌寒い。鈴鹿の秋はいつもこんな具合で目覚める。アイルトン・セナが鈴鹿を疾走していた1980年代から1990年初めまで、私は日本にいる間は毎年のように鈴鹿に出かけていた。あれから15年あまり。私もそれなりに年をとり、世の中も幾分なりとも変わった。

HONDAが第2期F1に乗り出した1983年から数えて23年が過ぎ去ろうとしている。本田宗一郎の時代からは40年。この企業は利益を生まないこの巨大レースにいつも参戦し、輝かしい歴史を築いてきた。伝説となるに相応しいドライバーの多くはこのHONDAを操った。セナしかり、アラン・プロストしかり、ナイジェル、ネルソン、ケケ。そして今年、ジェンソンもこの仲間に加わった。

宗一郎のスピリッツは今も生き続けているのだろう。ものづくりへのこだわり、失敗から生まれるもの。私はいつもこのHONDAを”私の参考書”としてきたところがある。ビジネスとはどういうものか、果たしてビジネス自体何なのか。最近ようやく年をとってから、わかる様な気がしてきた。

私たちが提供しているソフトウェアを使っているうちで、未だに収益をあげれない会社が1件だけ存在する。他はもともと家業として永い商売をしているか、10年以上続く会社だが、ここだけは脱サラして起業し今にいたっているわけだ。どうにかして収益をあげれるよう、こちらとしても精一杯努力している。分析してみた。

・営業活動を行なうためのインフラが全く整っていない(すべて知人・友人からの紹介のみ)
・商品に対する知識の欠如
・一般的な社会性はあるが企業家としての社会性に乏しい(とりまきの知人・友人には経営者が乏しい)
・一般的経営者の労働時間と比べると極端に少ない
・ユーザ又は交渉相手の立場に立った考えができない
・相場にあった値段を付けることができない
・リスクを負うことを極端に嫌う傾向がある

はたから見て企業家・経営者として全く失格であろうことがわかると思う。しかし、彼女(経営者は女性なのです)は、止めない。永続性・忍耐力のビジネスなのである。普通、起業から山あり谷ありのいばらの道を歩んで、どうにかこうにか頂上に到達するのであるが、彼女の場合はいかんせん、平坦な道しか過去も今も存在しない。未来もそうであるかもしれない。多分彼女自身フラットな日々に飽き飽きしていると思う。しかし、止めないのである。それはそれで立派なビジネスではないかと思う。立派な存在である。
今後も、末永く彼女を応援したいと思う。

金融や株、その他不動産などで濡れ手に粟となるビジネスもあるにはある。しかし、”商売”とはそういうものであろうか。銀行が巨大な収益をあげたところで、何になるのか。それより大根1本作る農家がなくなる方が問題である。所詮銀行は生産があって成り立つ商売なのだから。